選択型フォノイコ Ⅲ JAZZ専用化 |
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2015年 07月 11日
件の悪友
前々回(6月Ⅰ日、WE300B PP Ⅶ ヒーター回路)で、暫くEP盤特集になりそうですと述べましたが、こうしたRIAA以前の録音は、やはり、選択型フォノイコライザーの出番です。 1年前、「2014年7月5日選択型フォノイコⅡ改修」以来、若干の手直しをして、選択型フォノイコを楽しんでおりました。 それは、初段TungsramECCC85のカソードに新たにパスコンを付けWEST CAP 0,1μF400VとMCDA 0,01μF500Vをパラってやり、又、2段目のECC85球にも同様にカソードパスコンにパラってみました。その結果、抜けよくレンジの広い再生が可能になってきていました。 あ痛たー!(本当は有り難いんだけど) 「悪くは無いんだけど今一心に響かないんだよなー。ジャズはもっと熱くなきゃ!」ときました。 「CORNER YORKのラインは、JAZZに特化してもいいんじゃない?」と。 仰せの通りです。実際、選択型フォノイコを導入したてはともかく、落ち着いてからは、クラシックはやはりアンフィオンモノで聴いてしまいます。 旧型のフィルムコンを多用している選択型フォノイコ、若干線が細い(熱気が足りない)のは、クラシックも聴くことだしと言いきかせ、仕方ないと諦め半分でしたが、尻を叩かれやる気になりました。 JAZZ専用にします。 「テナーのぶっとい音」に適うのは、オヤイデの6N銅内部配線材です。従前のWEオイルコンと追加のWEオイル、共にこの6N銅をあてがってやることにしました。 ダイオード整流後のケミコン680μF350VにWE D166602オイルコン16μF400V+AMCAオイル0,1μF600Vを、3KΩ5W(NS-5)の抵抗を経て同680μFに同じくWEとAMCAをパラって、好結果を得ました。 当初は、AMCA0,1μFは外して聴いていましたが、検証の結果、中高域に例の茜色の艶がほんのりと乗りますので、それぞれWEにパラってやりました。 謂わば、ストレート珈琲でも上手くいれるとほんのりと甘みがでますが、そんな感じです。 こうした既製品を、自分の求める音楽を再生するべく改修することに、否定的見解をお持ちの方が雑誌等では少なからず登場されますが、業界筋ともなれば、それも「尤もな見識」かと思います。 ただ、マイカー等も素人の出来る範囲で手を加えて楽しんできた小生は、それなりに「万人向き」よりも、孤高(?)の「オンリイワン」を求めたくなります。自己責任で弄る(遊ぶ)分には、お許し願いたいものです。 また、振り返れば、この年になっても、自分の音も出せないようでは如何なものか?とも思っております。 左が12インチ('52年12月録音、MGN-1042,両溝イエローレーベル厚盤オリジナル)、中が10インチ(MGC-137,両溝フラット重量盤オリジナル)、右は「STAN GETZ Ⅰ」の後に手に入れたEP盤45回転(EP-149,フラット盤オリジナル)です。因みに、EP盤はあと1枚有りますが、未入手です。 それぞれ、右にいく順にGetzが上手に聞こえます。余韻というか空気感というかEP45回転が一番で、12インチLP盤はその美味しいところが減殺され、ピアノも比べると安っぽい響きになってしまいます。12インチ盤オリジナルですら、比べると、このていたらくですので、セカンド盤や孫曾孫の国内盤等は言わずもがなでありましょう。 とまれ、今回も「悪友」のお陰で、吹っ切れ、良い結果が得られました。「仲間」の有り難さを感じております。 「俺の音が1番いい音だ!」とばかりに、再生音楽の多様性を認められない「天上天下唯我独尊」的自己顕示欲に固まった御仁は敬して遠ざけるばかりですが、こうして折に触れて、同好の士に聴いて戴くのはお互いにためになります。 これからも、聴きに伺ったり、おいで戴いたり、「悪友」との交流が継続・発展出来ればと思っております。
by sankanchi
| 2015-07-11 09:25
| フォノイコライザー(ジャズ専用)
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