Analog親爺とTANNOY Autograph:電源関連
2023-01-15T07:46:31+09:00
sankanchi
TANNOYやオリジナル盤等の文化遺産ともいうべき「物」を仮にお預かりしています。そろそろ次世代に引き継がねばならなくなるでしょう。
Excite Blog
石英シリーズ⑳ TXー1000の脚 GRーSS(その4)
http://sankanti.exblog.jp/32923875/
2023-01-15T07:46:00+09:00
2023-01-15T07:46:31+09:00
2023-01-15T07:46:31+09:00
sankanchi
電源関連
石英シリーズ⑲https://sankanti.exblog.jp/32902053/で、GR-SSをAnna Logの電源部に使用して外せなくなった話の続きになりますが、3個のうち2個を使ったので1個が残りました。
Ps520の電源トランスの上に載せてみたりとかいろいろ試しましたが、どうもイマイチピンときませんで、一個が余って(?)しまったのです。
TX-1000(200V→100Vトランス)には、J1プロジェクトのザ・コーンを20年近く使用し、1昨年春OPT-30HG20HR/3、そして昨夏OPT-30HG20SS HR/3(現状)と変遷してきております。
その時にも書きましたが、TXー1000本体価格とマッチングが取れるのは、J1や30HG20HR/3(すりガラス)までかなと思っておりました。
その後、SSタイプの製品を知るに及び、とうとうTX-1000の脚にも本体の8割程の価格のOPT-30HG20SS HR/3を使うはめになってしまったのです。
(誤解無きように申し上げますが、後悔しているのではなくて、結果には喜んでいるんですがね)
で、とうとう幾日か悶々とした後、暮れの最終発送に間に合う(メーカー発送は週1回で火曜日)ように2個発注してしまいました。
予定通り、水曜日には届きました。
一箱に2個入っているかと思ったら、OPTーGR-SS/1p専用の箱2つでした。
こうしたところにも、メーカーの細かい配慮が伺えます。
新品2個、なんかカバーを剥ぐのが勿体ないような気にちょびっとなりましたが、それじゃ使えないので、ベリベリとやって、30HG20SS HR/3と交換です。
TX-1000は10数Kgですので、何とか自分で取り回しできました。
まぁ、こんな感じです。
本体の2倍以上の値の品が支えているのです、悪かろうはずがありません。
(あったら泣くに泣けないじゃないですか・・・。)
そこで鈴木裕氏に倣って、こう考えることにしました。
TX-1000+30HG20SS HR/3仕様は、TX-1000MkⅢであると。
そして、今回のTX-1000+GRーSS/3仕様は、実はTX-10000であったと。
TX-10000であれば、この音も値も納得がいくであろう。
では、TXー10000を通しての音はというと、
先ず、音楽室の空気が変わった、音場が更に静かである、無音時のSNが上がっている。
ステージが上下左右そして前後に広がっており、空気感(空間感)が更に向上している。
リートが自然(普通)で、楽器の質感は向上し、オーケストラのレベルが上がったかのようでもある。
そして、何よりも再生される音楽が解放感にみちている。
多分、200V→100VトランスTX-1000とクリーン電源Ps520及びAnna Logの電源部のそれぞれにGR-SSをあてがったからと思う、まさに相乗効果というべきか?
しかし、この素晴らしさは、小生の筆力では表現しきれないのだ。
興味をお持ちの方がおられましたら、試聴品をお借りして聴いてみて下さい。
解放された音たちが奏でる「新しい世界」を体験できると思います。
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200V→100VトランスTX-1000の置台再々検討
http://sankanti.exblog.jp/32881303/
2022-11-20T09:40:00+09:00
2022-11-20T09:40:45+09:00
2022-11-20T09:40:45+09:00
sankanchi
電源関連
桜(冬桜),紅葉をこきまぜて、後ろには常緑樹も。
満開の桜・「紅葉の錦着ぬ人ぞ無き」、という風情もいいものですが、このようにいろいろな色合いが鑑賞できるのも味わい深いものと知りました。
これも、「亀の甲より年の劫」ということでしょうか。
先月のブログで、Anna Logの電源部の置台を検討して好結果を得た小生は、またぞろ、TX-1000の置台を弄ってみることにした。
この6月には、いいものを見つけたと喜んでいたのに、https://sankanti.exblog.jp/32719973/参照、その後、思いのほか低音再生に意が向いてきたのだ。
年初に、OPT-30HG20HRやOPT-1HR等を上置きしたのが、更に馴染んできたということもあるだろうが、この大好きな高域を柔らかく包み込むような低音の再生を模索しはじめたということであろう。
今一度、欅の台、9×9×20cm、9×9×10cm、9×9×5cm(現用)を検証してみることにした。
9×9×10cmである。
前回聞いた時よりも印象は良くなっているが、低音の量感があまり増えず、9×9×5cmの現状とさほどは変化が無いとみた。
以前、Ps520でも試したことがあったが、その時の印象に大差がなかった。
悪くはないが、敢えて変えるほどの・・・、といったところか。
かって、「SSタイプはしみじみとした抒情を感じさせるような夕陽の中で、音楽が溢れ出てきます。」と述べましたが、この欅台は、Vnの高域の余韻がすぅ~と消えていくのを優しく低域が支えているような気がします。
さあどうだ、こんなにもはっきり出ているぞ! という低音ではありませんが、芯のある軽い低音が従来よりも5cmほど沈み込んでいます。
元に戻すと、悪くはないが、音楽が軽くなってしまっているのだ。
今では、この20㎝タイプの方が安心してゆったりと、再生される音楽を楽しむことが出来るのだった。
近くにお見えになったからということで来宅された知人(小生の事情を察して短時間での試聴)から帰宅後
「Sankanchiさんのシステムの音は柔らかく優しくて心に染み入る音でした。かといって軟弱な音というわけでなく芯の強い傾聴させられるサウンドでした。
音量も小さくて申し訳ないとおっしゃってましたが絶妙な音量と思います。一朝一夕では構築できない練達のサウンドですね。
年季の入ったオーディオ好きならばそんなに簡単には手に入らない音であるとすぐ理解できることでしょう。」
という嬉しいメールを戴きました。
黄昏親爺の手慰みを温かく理解していただき、元気が出るようにと励まして戴いたのだと思っております。
まあ、あと幾年出来るかわかりませんが、何とか聞こえるうちは、悩んだり苦しんだりしながら、楽しんでいきたいと思えるようになってきております。
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石英シリーズ⑱ 30HG20SS HRタイプ TXー1000の脚 再検討
http://sankanti.exblog.jp/32719973/
2022-06-26T17:16:00+09:00
2022-12-08T14:33:38+09:00
2022-06-26T17:16:01+09:00
sankanchi
電源関連
4月1日の記事https://sankanti.exblog.jp/32634099/の書き込みで、以前はプリ部はすりガラスタイプでパワー部は透明なSSタイプをお仲間ともどもお使いになっているとおっしゃっていたS.Oさんが、プリにGR-SSを入れたら外せなくなったとありましたので、その後、あれこれ試してみました。
とはいえ、TX-1000の脚にGR-SSで勿論文句は無いのですが、脚が本体の倍以上となると、如何に(キ印の)小生と雖もムムム?ということになりました。
まあそこでバランスも考えて(脚故にお足も考慮して)、OPT-30HG20SS HRをメインに考えました。
左は9×9×20cm、中は9×9×10cm、右は9×9×5cmの欅の角材で、十分に乾燥されています。
この3種を使って試してみることにしました。
先ず、OPTー30HG20HRを外して、そのままSSタイプを置いてみました。
1週間ほど聴き込みましたが、すりガラスタイプの所謂「ハイバランスでいい音」とは随分と異なります。
「低音たっぷりで有機的な音楽」が流れ出しています。
クラシックファンにはたまらん音というか、RED IN AUTOGRAPHが重厚に鳴り響きます。
でも、「ハイバランスでいい音」を好んで来た小生のこれまでとは、いささか趣が異なるかも?
次に、9×9×10cmを試してみましたが、これは3日で没、悪くは無いのですが、何か今一つ訴えてくるものが無くて中途半端な感じでした。
そして、
9×9×5cmの角材です。
20㎝のそれと比べると「低域のたっぷり感」は若干薄くなりますが、小生が望む「フワッと軽くて、しかも沈み込むような低音」が出てきます。
一方、大好きな高域の切れもしっかりとあり、やや憂いを帯びたかのようなVnが鳴り出しました。
すりガラスタイプは明るい陽光の中で、SSタイプはしみじみとした抒情を感じさせるような夕陽の中で、音楽が溢れ出てきます。
あ~ぁ、「黄昏親爺」には、ここも「SSタイプ」がお似合いだな。
その後、およそ一か月、馴染んできたようで、更に再生される音楽がオーガニックであります。
機器の「脚」と「その台」またまた、学ばせて戴きました。
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トルクレンチⅡ
http://sankanti.exblog.jp/32508685/
2021-12-01T07:51:00+09:00
2021-12-01T07:51:24+09:00
2021-12-01T07:51:24+09:00
sankanchi
電源関連
折角、トルクレンチをお借りしたのだからと壁コン周りも弄ってみることにした。
なにかと手を入れてきた壁コン。(https://sankanti.exblog.jp/31243576/参照)
ここをトルクレンチで、きちんとしてみようということである。
コンセントベースFURUTECH GTX WALL PLATE をチークの無垢材(15mm厚)にネジ止めしてあるが、いろいろ試して2,6N・m程度が具合がいい様である。
これ以上締めると無垢材が悲鳴を上げてくるのだ。
コンセント FURUTECH GTX-S NCFも同様に調整してみた。
この状態で音を聞くと伸び伸びとしていて、いい感じである。
しかし、困ったことに、隙間風がコンセントの間さからすーすーと出てくるのだ。
この寒い時期にそりゃないだろうということで、テープで塞いでみたが見ためも良くないし、従前どおりコンセントカバーFURUTECH 106-S NCFを付けて調整することにした。
きつく締めると、高域よりの硬い音になる。
コンセントカバー無しの時の音に近くて、しかも止めておけるネジの位置を慎重に探っていった。
1.5N・m前後が一番しっくり来たのであった。
コンセントベースやコンセント本体の締め具合よりも、カバーのそれの方が再生音に影響が出るとは、「やってみなきゃ分からない」ということではあった。
とまれ、コンセントカバーを着けた状態でのベストと思われる位置が見つかってよかった。
それにしても、重箱の隅をとみなすお方もおられような・・・・・。
でも、その積み重ねがあっての我が音と開き直るしかないな、と思うのである。
2530 402 S1/S2 枝番無しのマトリクスで、鮮度は抜群である。
「オルガンのペダル音のCが4小節持続し、それに、コントラファゴット、コントラバス、大太鼓等の低音楽器がピアニッシモで付き添っているし、4本のトランペットがC-G-Cといった基本動機を吹奏して加わった後に、トゥッティとなるこの曲の開始の部分は、音響的な快感を聴者が感じないではいられないものだ。(黒田恭一)」
巷では、この曲はレコード盤の質(録音)、再生装置の性能を問うものとされてきている。
我がTANNOY Autographがこれほどまでに気持ちよく歌っているのは、42年余遊んできて初めてである。
「たかがネジ、されどネジ」ゆめゆめ疎かにはできないなぁ~、と、今更ながらの想いではある。
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石英シリーズⅨ PS520用インシュレーター その2
http://sankanti.exblog.jp/32284761/
2021-05-20T09:51:00+09:00
2021-06-03T10:19:38+09:00
2021-05-20T09:51:49+09:00
sankanchi
電源関連
アキュフェーズのクリーン電源PS520の脚をGR-SSにして、好結果を得た事は前回アップしましたが、その後2週間ほど楽しんでいるうちに、またもや、ムズムズと疼き始めました。
もう、二昔ほど前にPS510を導入して使っていましたが、オーディオクラフトのフォノイコPE6000Sの上蓋を外して好結果を得たのを機に、PS510も上蓋を外して楽しんでいた時期がありました。
十数年前に、敷地の一角に娘一家が新築して越してきました。今はもう高校生の初孫(男)が3歳になるかという頃でした。「じーじ」宅に遊びに来ては、我が音楽室の板の間で、「ブーブー」を転がすのが好きでした。
ついでに、あちこちの機器を弄っては遊んでいました。(「じーじ」はいつもはらはらしながら見ていました)
結果、危ないので、「機器の上蓋を外して」等のお遊びは、暫くはおさまっていました。
(TX-1000だけは、段ボールでカバーを作って覆い隠していました)
その流れが続いていたのか、PS520導入後も全くそのままでしたが、もう、4人の孫(外孫も含めて)も一番下が小6となれば、言って聞かせれば危ないこともわかるし、昔ほどには「じーじ」の部屋で遊ばないし(まあ最近はちょっと顔を出すだけ)、なので、またやってみることにしました。
先ずは、側板を外します。(天板の上から側板が固定されている。)
左右外した後で、天板の固定ネジは楽にとることが出来た。
側板を元に戻して、一件落着である。
鉄製の脚4個と天板を外したので、およそ20Kgの筐体だが、老体にはズシリと重みがしみる。
気合を入れなおして、もとに戻した。
TX-1000とPS520ともに上蓋無し、見てくれも調和している(?)ようですね。
再生される音楽はというと、
・ SNが向上している。
・ 上下にレンジが伸びている、特に、低域の伸び・質感の向上は素晴らしく、もう元には戻せない。
・ ゆったりと豊かに再生される音楽は、安心して心安らかに聴いていられる。
上蓋(鉄板)一枚を外しただけとは、信じられないほどの好結果である。
リッケージフラックス或いはストレイキャパシティの関係か何かは知らねども、リミッターを外したという表現が当てはまろうか。
思い出して、ついでにやった結果があまりに素晴らしくて、にやにやしていると「117oyaji」さんから、明日(土)か明後日(日)の休みあたりに伺いたいがどうかとTELがありました。
そういえば、昨年は玄関で挨拶しておかえりになったし(お互いコロナを考慮して)、数年ぶりになるのかなぁ。じゃぁ、南北の窓を開放して、2時間くらいでどうですか?ということになりました。
久しぶりに「厳口博耳」さん「AUTOGRAPHへのHommage」https://sankanti.exblog.jp/23170271/(参照)の登場です。
幾分緊張して2時間半ほど集中しましたので、結構疲れました。
2日ほどして、メールを戴きましたので、その一部(ママ)を紹介させて戴きます。
こんばんは。
お陰様で先日のAutographの音には大変勉強させて頂きました。本当に素晴らしかったですよ!これまでの、ともすれば高音側に寄りがちだったバランスがしっかりと下に下がり同時に適切なインシュレーターを使われる事でようやく本当のAutographの低音が実現したのでしょうね。私の方でも過去の経験上ここまでの表現を出来るスピーカーとは思っていなかったので、改めてオリジナル設計の恐ろしさに気付かされてとても驚きました。本当に理想的な低音になっていると思います。
まあ、以前よりも良く歌っているということでしょう。
また、自分の好む音楽を、我が音楽室で、好みの音蝕で鳴らすべく工夫してみようかと思う意欲が湧いてきました。
ありがたいことです。
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石英シリーズⅧ PS520用インシュレーター GR-SS(その2)
http://sankanti.exblog.jp/32270454/
2021-05-10T08:40:00+09:00
2022-12-02T11:25:29+09:00
2021-05-10T08:40:58+09:00
sankanchi
電源関連
200V→100Vトランス、TX-1000の脚が30HG20HR/3Pに落ち着いた(前々回の記事)ので、この時に比較で使うために手に入れた
OPT-30HG20SS HR/3Pを、アキュフェーズのクリーン電源PS520の脚として試してみた。
「試聴記事」にあるような、PS520の脚(鉄製0,4Kg/1個)の下に直列で置いたのでは、思ったほどの成果が出なくて、脚をずらして隣に置いて聴いてみた。
この方が、石英インシュレーターの効果が顕著である。
デフォルトの鉄製の脚よりも、レンジが上下に伸びて、繊細な情報がよく出てくる。
有機的な温度感のある自然な音楽が鳴りだしている。
ああ~、いいなーということで、止めとけばよかった(?)のだろうが、ここでまた、町内の住人「件の友人」が宣ったのであります。
「おい、借りたGR-SS未だ返してねんだろ。聴いてみべーよ!」と。
左から、デフォルトの脚(鉄製0,4Kg)、GR-SS、30HG20SS HRである。
例によって、9×9×20cmの欅の角材(明治時代の民家を解体した時の柱から曲りをへずって角材としてもらったもので、よく乾燥している)の上に置いて聴き比べてみた。(というか、聞く前から結果は判っていたのだが・・・)
30HG20SS HRでは、まろやかでふくよかなのは良いのだが、比較すると若干高域が物足りないと思うところがある。ピアノやヴァイオリンで、大好きなところが甘くなってしまうのだが、GR-SSではその不満が無い。
低域の伸びや質感は、文句なくGR-SSが勝っている。
それだけを聞いていたなら、まあ、文句はあるまいと思うが、GR-SSを聴いてしまってからでは、もう戻れないのだ。全く、いつものパターンであるが、仕方がないとしか言いようがないのであった。
担当者に電話してGR-SS/3pを買うことにしたが、在庫がないとの事、一か月ほどかかるのでそれまでその傷がある物をお使いくださいとの、誠に有難いお返事を戴きました。
お陰様でじっくりと試すことが出来ました。
当初は上の写真の様に、デフォルトの脚の内側にGR-SSを置いてみましたが、特に悪くはないが、こうなると鉄製の脚(0,4Kg)が気になりだしました。
ネジで止めてあるだけでしたので、容易にこの鉄脚を外すことが出来ました。(いつでも簡単に元に戻せます)
位置決めを慎重に行いました。
3点支持です。後ろ2点はデフォルトと同じ位置にし、前1点は3角形の頂点に置きました。
更に音楽が、有機的でしかもふくよかで、繊細です。
これは、いいですね。
高域は結構これに近い音を出していたこともありますが、同時に、AUTOGRAPHからこんなにも締まっていてしかも軽い低音が出てくるとは、驚くやら、嬉しいやら、有難い事であります。
鉄脚が余計な響きを出していたか、或いは、抑圧していたかは定かではありませんが、外して正解でした。
ターンテーブルシート、AUTOGRAPHの脚、そしてPS520の脚、まさに三位一体となって音楽を鳴らしていると思わずにはいられない。
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石英シリーズⅦ TXー1000の脚
http://sankanti.exblog.jp/32250011/
2021-04-26T10:25:00+09:00
2021-04-26T10:28:37+09:00
2021-04-26T10:25:52+09:00
sankanchi
電源関連
AUTOGRAPHの脚がGR-SSに落ち着いたので、少し時間をかけて電源部を模索することにした。
「鈴木裕」氏によると
”ハイバランスでいい音”は、トランジェントに優れ、切れ込み良くくっきりとして炸裂する。ヴィヴィッドであり、鮮烈であり、時に凶暴だ。一方、
”低音たっぷりでいい音”は、包容力があり、ほっとしてぐっと来て、音色的にコクがある場合も多く、スケール感を持っていて悠然としつつ、音の世界、音楽の世界を建立してくる。耳だけでなく、肌や骨格、内臓にその低域の振動が訴えかける要素も少なくない。
以上ママ、MUSIC BIRD「ハイバランスでいい音と、太い低音でいい音」より
それじゃぁ、拙宅はどうなんであろうか?
左、J1projectのthe corn(17mm)です。もうかれこれ20年近くTX-1000の脚として働いてくれています。例によって、金属(真鍮、銅等)、角材(欅,ヒノキ、黒檀、紫檀等)などいろいろと試して、このthe cornに決めた物で、特に不満は無く来ています。
高域の切れ込みが良くて、低域は締まっていますので、好みのバランスです。低域の出すぎというか、かぶっている状態が一番苦手ですね。
中、石英インシュレーターOPTー30HG20HR
右、 〃 30HG20SS HR です。
the cornと比べてみました。
先ず、OPT-30HG20HRで幾日か聴いてみました。
バランス的には違和感がありませんで、ほぼ従前と同じ感覚で楽しめます。
1週間ほどで馴染んできたのか、高域が更に緻密で奇麗に出てきます。よく比較すると、the CORNの高域は僅かにではあるが、独特の硬さがあると感じるようになりました。
うん、これはいいかも。
次に、OPT-30HG20SS HRにしてみました。
音色が若干滑らかになり、ふくよかになりますが、大好きな高域の切れ込みがイマイチ(小生には)です。中低域は厚みを増しますが、その代わりというかヴァイオリンやピアノの高さが従前よりも10~15cm低くなります。左右の広がりは少し増しますが、高さが出なくなり、若干奥行き感、余韻がなくなりました。
う~ん、これは好みではないな。
というところで、追加注文したGR-SS/3pが届き、お借りしているGR-SSが空いたので、試してみました(上写真)。
OPT-30HG20SS HRよりも筐体が大きいのですが、高域も伸びています。
ウーン、これはいいな~と幾日かきいていると「低音たっぷりでいい音」そのものという感じです。従前の拙宅では、出ないバランスとでも云いましょうか。(「件の友人」に言わせると、クラシックが好きなお方はこのバランスが多いとか。)
鈴木氏ではありませんが、小生も30HG20HRの時の、若干ながら”ハイバランスでいい音”の要素が欲しくなりました。
何度か入れ替えて聴き比べてみましたが、小生としては、ここは、「OPTー30HG20HR/3P」のバランス、高域の切れを採ることにしました。
これに、中低域のふくよかさを加えれば云うことなしですので、そこは次のPs520の所で工夫してみることにしました。
S.Oさんの
「私の方の実験では、透明なSSタイプのものとスリガラス状のものとの違いは結構大きくて、メインアンプの下にはSSタイプ(OPT‐30HG20SS)でないとダメでした。けれどもプリアンプについてはスリガラス(OPT-30HG20HR)の方が好結果でした。
(このプリとメインについては友人宅でも同様の結果でした)適材適所ということなのかもしれません。」 というご意見も参考にして、次はSSタイプで攻めてみたいと思っています。
とまれ、20年程使い込んだthe cornで築き上げたバランスを崩すことなく、若干ではあるが、より自然な滑らかな響きを得ることが出来たのですから、有難い事です。
また、次に取り組む意欲が湧いてきました。
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NCF CLEAR LINE Ⅲ
http://sankanti.exblog.jp/32113122/
2021-01-22T09:28:00+09:00
2021-01-22T09:28:50+09:00
2021-01-22T09:28:50+09:00
sankanchi
電源関連
NCF CLEAR LINEを導入して、音場が随分と改善されましたが、特に我が家ではピアノの響きが鮮明で美しくなりました。そんなわけで、このところピアノ曲を引っ張り出しては聞いています。
10インチ ’54年10月録音 フラット重量盤
「ハスキルの演奏は高貴と形容したい彼女のスタイルが、作品の純粋さをごく自然に表現した好例である。特にレガートの柔軟性、音色の清澄さは、曲の求めるところをそのまま描いており、天来の資質といえる。(小石忠男)」
10インチ2枚目、LPを含めると3枚目となる愛聴盤ですが、ここ何年かは偶にしか引っ張り出しませんでした。気持ちよく楽しめます。
調子に乗って、
’71年録音 朱赤に銀レーベル 外周文字が42分~18分
「ブレンデルは弱音効果と繊細なリリシズムにおいて際立っている。一見なんでもないようでいて心を込め抜いており、微笑みや閃きが随所に感じ取られ、多用されるppにおいても、ある場合は音を曇らせて独特の意味を与える。すべてのパッセージに歌があり決めるべきところは決め、女性的な表現一本鎗にならないような配慮がある。マリナーも誠にデリケート。(レコ芸’72年11月号)」
ステレオ盤では、一番好きで時に聞いています。
さぁ~、聴くぞーとばかりに期待して引っ張り出してみましたが、あれれーー、冒頭の管の音が若干煩いのである。
あちこち確認して再度かけてみたが同じであった。
参ったなー・・・。
PS520の入口のNCF CLEAR LINEを外してみたが、もっと良くない。
じゃぁどうするか?
前回の記事にあるように、GTX-D NCFはそのまま裸で使っている。(GTX-S NCFの際には気にならなかったが)多分そこが振動しているのではないかと当たりをつけてみた。
106-D NCFプレートカバーとGTX WALL プレートを手配してみた。
取り付け後はこんな感じである。
早速音出し、冒頭の管の暴れは無くなっているが、全体になんか大人しいというか躍動感が感じられないというか、締め付けられているというか、面白くないのだ。
音楽が、解放されていないのだ。リミッターがかかているのだ。
あぁ~、どーするか。
GTX-D NCFコンセント、106-D NCFプレートカバー、NCF CLEAR LINEとまあ、NCFの3本立である。多分ここらあたりが、影響しあって「締め付け」ているのだろうと思った。
先ず、106-D NCFプレートカバーを外してみた。
あぁ~、いい~ではないか。
暴れもなく、音楽が解放されて生き生きとしている。これでなくっちゃ聞いちゃいられないのだ。
やはり、トリプルNCFが効きすぎていたのだ、結果「締め過ぎ」となっていた。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」とばかり、再生される音楽が半ば死んでしまっていたのであった。
ケースバイケースとはいえ、やってみなくちゃわからない。
これだから、いつまでたっても終わりが無いし、高峰を目指して生涯楽しめるお遊びなのである。
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NCF CLEAR LINE Ⅱ
http://sankanti.exblog.jp/32103203/
2021-01-16T09:34:00+09:00
2021-01-26T18:53:46+09:00
2021-01-16T09:34:23+09:00
sankanchi
電源関連
一番効果的なプレイヤーに差して楽しんでいたが、暫くすると何となく全体が馴染まないというか、違和感を感じるようになってきた。
感覚的には、プレイヤーの情報をフォノイコなり、プリアンプなりが消化しきれていないということになろうか?
「気のせい」という程度のものではあるが、気になると何とかしたくなるのでもあった。
もう一つ手に入れて、試してみることにした。
プレイヤーとフォノイコ(JPA66)に差してみた。
変わるには変わるが、プレイヤーに付けた時ほどの変化(差)は感じられなかった。
(少し締めすぎるかもしれないとも思った。)
それに、プリとパワーの右チャンネルを同じコンセントから引かなければならないのも若干気に入らない、ということで、取り敢えずは、1個に戻すことにした。
使用している機器全部にNCF CLEAR LINEを効かせるためには、PS520の入口に置くしかないと思った。
現状はGTX-S NCFがTX-1000の出口に嵌めてある。
GTX-S NCFは音質上から採用したのだが、1穴なので当然NCF CLEAR LINEは使えない。
そこで、GTX-D NCFを発注したが、次の日の午前中には届いた。
早速、2穴のGTX-D NCFを取り付けてみた。
こんな感じで、2穴コンセントのエージングが開始されたのであった。
一晩置いて、取り敢えず聞いてみた。
未だ生硬な感触は否めないが、全体の音蝕は「違和感なし」であった。
そして、NCF CLEAR LINEの特長はしっかりと出てきているので、安堵した。
ベートーヴェンのソナタ録音の合間の手慰みに入れたのだというグリーグの抒情小曲集、美しいピアノの響きに気持ちも和むのであった。
また一つ頂きを超えた様な気がする。
しばらくは、楽しめるであろう・・・。
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NCF CLEAR LINE Ⅰ
http://sankanti.exblog.jp/32092482/
2021-01-09T09:35:00+09:00
2021-01-09T09:35:54+09:00
2021-01-09T09:35:54+09:00
sankanchi
電源関連
ネットで調べてみたら「オプティマイザとは、ある物事について、よりよく対応できる状態へと最適化(optimize)を図るための機能やソフトウェアの総称である」とあった。
師走の中頃、S.Oさんから電話を戴いた。
FURUTECH の NCF CLEAR LINE ACオプティマイザーを試してみたら好結果を得たので、小生にもどうかという内容であった。
これまでも度々ご紹介戴いた事柄が、何れも納得のいくものであったので、今回も即日発注してみた。
文科系を自認する小生には、メーカーの説明書を読んでもよくわからない謎の製品(?)でもある。
PS520の出力コンセント(アキュフェーズ物からスーパークライオリファレンス仕様に交換)で、2穴が4個あり、右上がプレイヤー、〃下がフォノイコライザー、右から2つ目の上がプリアンプ、左から2番目下がパワーアンプの右チャンネル、左下がパワーアンプの左チャンネルで使っている。
取り敢えず、空いていたプリアンプ(KXR Twenty)の下にかませてみた。
初発の印象
あれぇ~、高い方が抜けちゃってるぞ!
ヴァイオリンやピアノの位置が平常よりも10~15cm低いではないか。
ということで、ちょっとがっかりしたが、S.Oさんの「最低でも24時間エージングが必要」とのお話を思い出し、そのままプリアンプのコンセントに差して一晩経ってから聞くことにした。(プリのTwentyは常時点灯しているので、その対のコンセントにつなぐのは好都合)
24時間後の印象
今度は、あれぇ~、こんなにも良くなっているのか?と一瞬戸惑うほどであった。
上も下も良く伸びており、定位がいいので楽器の配置がよく判るのだ。
音像派にはどうかわからぬが、音場派を自認する小生には素晴らしい変化であった。
左右、前後の音場が広がり、必要な際は上下の音場もぐっと伸びてくるのだ。
ただ、落ち着いてよく聴いてみると硬質感が否めない、人工臭がある。球友親父さんがよく指摘するところの「ロジウムメッキの音」が出ているのだ。最近のフルテックの製品は、かなり薄れていると思っていたが、どうしたことか?、ということで更に24時間のエージングをしてみた。
48時間後の印象
聴く人が聞けば、全くないとは言わないかもしれないが、もう、小生には「ロジウム臭」は気にならなくなっていた。それより、同じボリュームなのに溢れるように出てくる音楽に魅了されていたのだ。
レコードを聴くのが楽しいのだ。
これだけで、十分である。
一週間ほど、エージングを兼ねてそのままの状態で聞いていたが、いよいよ、Anna Logに差してみることにした。
今までも、プレイヤーで最終判断をしていたので、ここでの結果が最も重要となるのであった。
若干プラグの差し替えをして、プレイヤーのコンセントを1穴空けてそこに差してみた。
あぁ~、いい~~~。
その日は午前午後とレコードをかけまくってしまったのであった。
その後の検証で、我が家では、
Anna Log > JPA66 ≧ KXR Twenty という感じである。
300時間余、更に肌理細やかになってきているが、未だ少しづつ変わっている様ではある。
メーカーの
「パフォーマンスの向上は驚くべきものです。サウンドステージの奥行とフォーカス、ハーモニクスおよび音のバランスの改善にすぐに気づくでしょう。透明度を高め、高域のノイズを低減、中低域のエネルギーを強化。全体にコントラストをはっきりさせ、混濁、音のゆるみが少なくなります。低周波はよりクリーンで、ノイズフロアが低くなることでより明確な定位が可能になります。」
という説明が、オーバーには感じられないほどの効果があると思います。
拙ブログを通してお知り合いになった「同志」にまたもお世話になりました。有難い事です。
その後、更に、他の箇所ではどうか?という興味が湧き、少しばかり検証してみるつもりです。
次回は、その結果を載せることが出来ればと思います。
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Ps520 ACインレットの交換
http://sankanti.exblog.jp/31330950/
2020-08-22T08:51:00+09:00
2020-08-22T08:51:59+09:00
2020-08-22T08:51:59+09:00
sankanchi
電源関連
(4個のJISコンセントはスーパークライオリファレンスSCR-1229JIS-PLです)
200V用の壁コン、TX-1000のACインレット及び出力コンセントをFURUTECHのNCF仕様にして低域の味わいが増してきていると感じた小生は、Ps520のACインレットも交換してみることにした。
従来のCAT社のスーパークライオリファレンス仕様(筐体そのものはFURUTECH製)も気に入って何年も使っているがどちらかというと素直で癖のない音蝕であり、同傾向の音ではあるが若干低域に深みが増すNCF仕様が最近の好みになってきているのである。
Ps520のACインレット周りである。
ねじ止め式なので交換は、簡単である。
同じFURUTECH製ではあるが、新と旧という違いはある。(共に超低温処理品)
大きさも若干違っていて、NCF仕様の方が一回り大きいようだ。
例によって、ヤスリの登場だ。何分か擦ってやると入るようになった。
システムの全ての電気がここを通って供給されるのだから、ボトルネックと甘んじるわけにはいかないのだ。
気のせい程度の変化ではなかった。
全体的に再生される音楽の味わいが深くなり、安心して聴いていられる。
FM-24WS-3Kだから、低域の厚みは若干スポイルされても仕方ないと思っていたが、どうしてどうして、第9の重低音がそれらしく鳴り出してきているではないか。
今まで聞いたことが無いような、重厚な音楽再生も可能になってきている。しかも、中・高域は従前のように美しく繊細に溢れ出す。
あ~あ、このままでもいいんじゃないか? と、ふと思ってしまった。
でも、最終アンプ計画は既に進行中である、月末か来月初めには新しいシャーシが2台届くことになっているのだ。DALEの巻き線抵抗等の部品も発注済みだ。
折角だから、この今までで最上の再生音を更にアップしてやろうじゃないか、そうでなかったら、今更作り直す意味が無いのだから、と、意欲が湧いてきている此の頃ではある。
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壁コン周り
http://sankanti.exblog.jp/31243576/
2020-06-24T14:58:00+09:00
2020-06-24T15:01:24+09:00
2020-06-24T14:58:09+09:00
sankanchi
電源関連
2014年の春、試聴の結果「高域の伸びが抜群」ということで、チクマの壁コンセント取り付けプレート・75WCP-301を導入し、200V用壁コン及びプレートはCAT社の物を取り付けて聞いていました。
その後2018年夏、FURUTECHのGTX-S NCFとOutlet Cover102-Sに交換https://sankanti.exblog.jp/29939656/ (参照)して楽しんできました。
つい先日、件の若い衆の強い勧めもあり、FURUTECHのコンセント・ベース GTX Wall Plateとコンセント・カバー 106-S NCFをネットで購入してしまいました。
Outlet Cover 102-Sを外したところです。
チクマのコンセント・ベースは、センター(上下)で中の取り付け金具と30mmのネジで合体していました。
(チークの壁板に4隅のネジで止めた場合は、また、異なった音蝕であったかもしれませんが、何故か試してはみまなかったようです。)
ベースを外したところです。(コンセントGTX-S NCFはそのままです。)
旧、新のコンセント・ベースです。
同一銘柄ですので、すっきりと収まりました。
今回は、4隅をネジでしっかりとチーク板に止めてみました。
Outlet Cover 旧102-S、新106-S NCFです。
仕上げも奇麗に収まりました。
初発の感想としては、SNが向上し、音楽が静かである。
雑味が減少(比較すると)している。
低域のレンジが拡大し、安定感が増してきている。
etc
1週間ほどの印象としては、高域の煌びやかな感じ(これも決して悪くはなかったが)は減ったが、素直に上の方まで伸びているので、Vnの余韻はこちらの方がよく出て奇麗である。一方、低弦の沈み込みは、断然安定している。
上下にレンジは広がっているが、更にゆったりと心安らかに聴いていられようである。
壁コンのプレートとカバーではあるが、電気の入口、疎かには出来ないなーという思いが残ったのであった。
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良質の電気を求めて ⒃ FURUTECH NCFその3
http://sankanti.exblog.jp/30646788/
2019-06-15T09:22:00+09:00
2019-06-15T09:22:59+09:00
2019-06-15T09:22:59+09:00
sankanchi
電源関連
CARDAS Clear Beyond(以下CB) XL 電源ケーブルをプレイヤー、フォノイコライザー、プリアンプと導入して、情報の多さ、滑らかで自然な質感に惹かれた小生は、Ps520にも試して見たくなった。
しかし、
https://sankanti.exblog.jp/29665988/にあるとおり、200V→100VトランスTX-1000の出力コードに直付け状態なので、簡単には比較試聴出来ない。
先ず、ハンダをとってコードを綺麗にしてやった。
この線片側2本をそれぞれコンセントに繋げばいいわけだ。
そこで、200V用壁コンセントに使用して好結果を得ているFURUTECH GTX-S NCF コンセント(JAZZ用システムに使用してエージング済み)をここでも使用する事にした。
TX-1000の出力コードは、太くて固い(視聴決定後は抜き挿ししない)ので、このまま使用できそうである。
左、CB 電源ケーブル1m。
右、CB XL電源ケーブル1,5m(試聴用)。
(今回も2本お借りすることが出来た。有り難い事である。)
最初に、聴き馴染んだCBケーブルの音を確認してみた。
コンセントを入れた影響はかなり少ない様だ。R1のような高域の癖もないし、低域の質感は直付けに勝るとも劣らないほどである。
そして、Ps520の入力コードをCB XLにしてみた。
レンジが上下に伸びているのが分かる。高域も低域も今のところ癖を感じない。滑らかで自然な感触だ。CBとCB XLとの違いが良く理解できる。
TX-1000~Ps520をCB XLに固定して暫く聴いてみた後、
200V壁コン(GTX-S NCF)~TX-1000入力端子(FI-06NCF)もCB XLにしてみた。
更に、SNが向上したことが分かる。
再生される音楽が静かで、楽器やリートの質感がまた一段と向上している。
心穏やかに、音楽に浸れるのだ。
「件の友人」が背中を押してくれた。
手に入れるべし、使わぬ物を整理して今に生かすべし。
電気が音になっているのだ、良い電気を求めるべしと・・・・・。
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Odin2 電源ケーブル
http://sankanti.exblog.jp/30613707/
2019-05-26T10:10:00+09:00
2019-06-25T09:02:17+09:00
2019-05-26T10:10:09+09:00
sankanchi
電源関連
丁度空きが出来たので、1週間ほどOdin2ACケーブルを借りられるけど、どうしますか? エレクトリに連絡してもいいですか? とメールが届いた。
まあ、聴いて見なけりゃ始まらないと云う事で、お借りすることにした。
CARDAS Clear Beyond XL電源ケーブルもようやく馴染んできた事だし、と怖い物見たさもあった。
2015年7月に試聴用としたようである。
試聴記がいろいろ出ているので、彼方此方と渡り歩いた歴戦の強者というところか。
プラグは、はやりのロジウムメッキでは無くて、金メッキのようだ。
やや硬めだが、取り回しは悪くは無い、国産の謀高級品よりは楽である。
例の如く、先ずプレイヤー(Anna Logの強化電源装置)に挿してみた。
中天に太陽のあるが如く、全てのものを露わにしてくる。
以前、https://sankanti.exblog.jp/28842607/でエソテリックの7NーPC9300について述べたが、初発の印象は似たものがあった。
ただ、Odin2ACの方が更に情報量が多く、しかもそれ程には硬質感は多くは無い。
だが、陰と陽の微妙な絡みから生じる余情・余韻を好むようになってきている小生には、こう総てあからさまにブワーと放出されると受け止めきれない感じがなくはない。
そうだ、この感じにぴったりの録音のLPがある。
クライバーの魔弾の射手、ETERNAプレスである。DGプレスとは格段の差がある事は、知る人ぞ知る。
3枚組で、1A、2A~6Aのオリジナルマトリクスであるが、3枚6面〇Aマトリクスはなかなか珍しいそうである。(パパゲーノ店主香川さん)
そうでなくても、好録音でヴゥワーと音楽が飛び出してくるのに、Odin2ACケーブルにすると部屋一杯に音楽が溢れ出てくる感すらある。
こちらから聴きに行く必要は全くない、それ聞け・やれ聞けとばかりに音楽が迫ってくる。
アラ還の頃から、花鳥風月に心惹かれ、「春は曙・秋の夕暮れ」等、四季折々の微妙な美しさを楽しめるようになってきている小生だが、インターコネクトケーブルやスピーカーケーブルに聞かれるOdin2の格別の味わいが若干薄い感じなのだ。
NORDOSTの先達「北の信者」さんのブログから(https://sinjitara.exblog.jp/28112004/参照)
選び抜いた食材を最高の調味料、適切な火加減で仕上げ、素材の旨味を際立たせる。
粋な器に盛り付けられた目にも楽しい料理を舌触りの良い箸で口に運ぶ。
そんな一連の動作にも似た所作が氏の音世界を形作っている
とまあ、身に余るご紹介を戴いたのですが、「素材の旨味を際立たせる。・・・舌触りの良い箸で口に運ぶ。」という感覚がほんの少し薄いのである。
その感覚は、Odin2の特長ではなかったのかとも思うが・・・。
CARDAS電源ケーブル7本の内、1本だけ(プレイヤー)換えたからか?
相乗効果では無く、拮抗しようとするOdin2の意思が強かったからか?
それとも、小生のキャパが狭くなったからか?
そこは解決されない中に、返却の日が来た。
こうした優れ物を、どう受容していくかということも試される年頃になったということかもしれない。
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良質の電気を求めて ⒂ FURUTECH NCFその2
http://sankanti.exblog.jp/30012437/
2018-08-26T07:49:00+09:00
2019-06-12T15:42:49+09:00
2018-08-26T07:49:01+09:00
sankanchi
電源関連
朝6時、太陽は全開、音楽室は既に30℃超え、今日も朝からクーラー漬け、本日の最高気温は37℃とのこと(県内最高気温は39℃でした)、8月も残すところ数日というのに・・・・・。
さて、クラシックに続いてジャズ専用の壁コンもFURUTECHのGTX-S NCF(R)に交換(既出)してから、情報量がアップするとともに再生されるJAZZの躍動感が増し、より生き生きとしてきています。
エコーネスのチェアーではないですが、ストレスレスでJAZZを楽しめるようになってきています。気をよくした小生は、電源プラグとコネクターもNCFを導入することとしました。
プラグにしてはたいそうな入れ物(?)に入っています。
本体よりもカバー(蓋)の方がずっと金がかかっていそうです。
前々回https://sankanti.exblog.jp/29976032/の記事では、FI-15M PLUS(G)にAC DesignZERO 1,4のコンビで、情報量には特に不満はなかったのですが、更に太く厚い味を求めて、コードをアクロテックの6N銅線に交換してあります。
管は申し分ないのですが、Bassの沈み込みやピアノの切れに若干不満が出て、上下の伸びが抑えられているような気もして、このNCFに目を付けたわけです。
「ハウジングはステンレス合金からの削り出し、内部には制振性のある特殊樹脂を採用し、外側をシルバーカーボン ファイバーで仕上げた3層構造です。また、ハウシング内部のケーブルクランプ部にも重厚で制振特性を持つ特殊金属を採用したことで強力な制振効果を 発揮します。(メーカー情報)」ということです。
小生の常套手段とは異なるのですが、今のところは、ハウジング(外蓋)を付けたままで使っています。(まあ、200Vのコンセント用でもありますので、安全を期したこともあります。)
R/GRFの後ろに設置してあります。
SPケーブルは、これも得意の空中配線です。特に、低域に影響が出ます。
Ps510の入力用ACコネクターです。
こちらは100Vにダウンしてからですので、最初はFURUTECH FI-C15NCFを使っていましたが、若い衆に背を押されて、思い切ってFI-50 NCFを奢りました。
(「本体部分は大して変わらず、カバー部分が豪華になっただけで5倍かよ!」と云う「件の友人」の声を押しのけてです。)
アキュフェーズPs510に接続です。
SPACE294とATE-2は、C-004とZERO 1,4のコンビ、そして、パワーアンプはFI-15PLUS(G)とアクロテックの6N銅4200Aです。
今のところはこの組み合わせが、Goodです。
こうして、テナーは勿論ですが、アルトもGoodです。
ルー・ドナルドソンが一番ジャズ・スピリットに溢れていた頃のアルバムで、フラット重量盤の完オリです。
因みに、額縁ジャケットはこの番号までと云われております。
Herman Fosterのピアノが頗る付きで良く鳴っていますし、”Peck” MorrisonのBassもご機嫌です。
メンバー全員の熱気溢れる演奏が楽しめます。
パワーアンプ(WE300B刻印PP)では、FI-15(M)PLUS(G)が欠かせませんが、上流ですので、それに加えて情報量の増加と躍動感を狙ってNCFを導入してみましたが、正解でした。
CAT社が撤退して、Super Cryo Reference製品の入手が困難になった現在、情報量が増え躍動感溢れるNCFを使って見るのもいいかな、と思うこの頃です。
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