空中(&綿糸吊り)配線
Autograph用システムで望外の成果を得た小生は、当然の如くCorner York用システムにも手を出しました。
こちらは右スピーカーとラックの間が母屋との出入り口になっているので、スピーカーコードは床にそのままほったらかしてあり、また、ラックの背も隙間が狭くて、電源コードはグチャグチャで垂れ流したままである。
取り敢えず直ぐに出来そうな所・スピーカーコードを綿糸で吊ってみたが、若干は変化があるものの期待した程(Autograph用の壁コン~Ps520までの電源コードを弄った時ほど)の効果は見られなかった。やはり、上流の壁コンから始めなければと理解した。
上左スピーカーコード、中200V引き込み線・Fケーブル、下200Vコンセントとプラグ+6N銅線~中村製作所(200V→100Vトランス)NIST-1000PlusⅡまで。若干余裕を見て長めに切ってあるので床を這っている。
空中配線できるように10cm程切って長さを調整した。スーパークライオ端子が手持ちであった(以前若いしが調達してくれた物)ので、従前と同じに出来た。
これでトランスの端子まで接触箇所無しとなった。
トランス出力端子から直出しの6N銅線コードとPs510へのコネクターFURUTECH FI-15 Plus(G)のカバーを外した物。これも15cm程短くすると空中配線出来た。
ラック裏の様子 2本のアーム、出力コードは長さを調整して、非接触でそれぞれのRCA端子に収まりました。
プレイヤーSPACE294とフォノプリアンプATE-2の電源コードはHARMONIXのXーDC1,5M STUDIO MASTERですので、太くて硬くてなかなか収まらなかったのですが、何とか1カ所吊りで接触を最低限にすることが出来ました。
同様に、フェーズメーションEA-1000(ジャズ専用)の6N銅線コードも10cm程短くして空中配線としました。 左右のパワーアンプの電源コード スーパークライオリファレンスSCSP-40R 2本とFURUTECK FI-15M Plus(G)です。これも15cm、20cmと短くして空中配線出来ました。
こうしてコードは何とか接触箇所無し(SPACE294の一部除く)で配線出来ました。数mmで離れている箇所もありますので、時々確認が必要でしょう。
スピーカーコードの右は、写真のように聴くときだけ吊るようにして、普段はフックから外して以前と同じように床に置くようにしました。
結果は、Autograph用の時よりも更に顕著です。
尤も、Autograph用の方は、黒檀、紫檀、樫、等でそれなりに対策はしていたのです、こちらは何も対策をしていなかったのですから、納得がいきます。
球友(2016年12月24日)で紹介致しましたHIさん父子です。
HIさんは前の週にも、購入したばかりのWE349Aトップマーク元箱を2本(これが良い球で小生もウオッッチに入れといたがHIさんが落札した。)持って見えてましたので、その時聴かれたレコードをまた聴いて戴きました。
「音楽が溢れるように涌き出てきている。」と云われました。
同じボリューム位置ですが、1dBか2dB上げた感じで、音場が拡大しています。
楽器の質感がアップし、ダイナミックな感じが増しています。
モノラル(SP1本)で聴くと、太く厚いボーカルが優しく前に抜け出てきます。
Autographは繊細さが増して、音場が更に深くなってきていますが、一方、Corner Yorkは兎に角ボリュームが増して、ダイナミックです。どちらもレコードをかけるのが楽しくなります。
両方ともコード等は全く同じ物ですが、接触箇所を減らしただけなのに、素晴らしい成果を得ることが出来ました。
Analog親爺には判らない(説明できない)世界ですが、結果はオーライ(Very Good)です。