同志Ⅱ |
ご機嫌で気持ちよさそうに奏でている様でした。
さらに、やや小音量の再生で、過不足なく聴けるのは、
「(私は)このように音楽を聴くのだ」という、
強い信念の上に、細心の調整をされているからなのではと感じまし た。・・・(以上ママ、但し名前のみ〇〇と変換)」
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2017年 02月 11日
イコライザーカーブ
巷では、’80年代後半CD時代になってから、何故かレコード盤を聞くのにRIAAだけでは不足であるという声を聞くようになりました。アナログ派が激減するにしたがって、返って、趣味への取り組みが深くなり、’50年前後のモノラル盤をオリジナル録音カーブで聴きたいという愛好家が出てきたのです。 小生も、秋葉原の昭和口を出た所にあったJオーディオで、イコライザーカーブが調整できる、念願のマランツ7を買いました。現在よりもかなりスマートであった店長、その彼が十何台もある中から選んでくれた7だったからではないでしょうが、拙宅ではそれまでの球プリに比して何故か細身(シャープで、レンジは広かったが)で馴染めず、またラックにも入らないし(ケースまで計算していなかった)、で触る頻度が減少していくばかりとなりました。(今から思えば、周辺機器のグレードがマランツ7に及ばなかったのか、満足な使い方も分からなかったのでしょう、勿体ない事をしました。) 一方、「本質的な問題ですが、イコライザーカーブを可変するために諦めなければならないことも沢山有り、その結果良い音を出すことから離れていく危険性もあるのです。正確なカーブを得る代償として、音が悪くなったら全く意味がない筈です。(是枝重治氏)」という説にも感化され、ステレオ録音がメインなんだからRIAAでいいやと開き直りました。 その後、店長に相談して7をとってもらい、出て間もないオーディオクラフトのPE6000sを買って20数年、「北の匠」さんに抵抗をVARに換装してもらう等、オーバーホールして戴き未だに現役です。 昔々の話です。今は、是枝氏もそうは言わないでしょうし、7を始め良質な可変型イコライザーが手に入るようになってきております。 そんなこんなで、そのお店ともカーブ可変型イコライザーとも暫くは縁遠くなり、ようやく導入に至ったのが、2013年の秋予約し届いたのが2014年の初春でありました。 お陰様で、小生も’50年前後の盤が、楽しく聴ける様になってきました。 さて、マランツ7をお使いのTAさんは、7に付属のイコライザーカーブ(トーンコントロール部も含む)を駆使して、早い時期から、古いモノラル盤も愛聴されていたらしい。 やはりお帰りになった後、TAさんからはメールを戴きました。 「・・・聴かせていただいたレコードは、どれも心に届く再生でした。 レードやシステムは、〇〇さんの愛情をいっぱい受け、ご機嫌で気持ちよさそうに奏でている様でした。 さらに、やや小音量の再生で、過不足なく聴けるのは、 「(私は)このように音楽を聴くのだ」という、 強い信念の上に、細心の調整をされているからなのではと感じまし た。・・・(以上ママ、但し名前のみ〇〇と変換)」 小生がやや小音量(自分には適量)なのは、単に歳をとって音量が大きいと耳が疲れ、長く聴いていられなくなるからです。それと大音量だと音圧に負けて、細部の詰め(質の向上)が甘くなりがちだと思うからです。 アラ還の頃から、女房と温泉巡りをする際、宿の決め手は「量より質プラン」が有るか無いかです。食事に出かける先も、そうです。量は要らないから、美味い物を食べたい、そんな事も影響しているかも知れません。 ところで、前回のWE300B刻印ヒーターの修理方法に続いて、嬉しい「置き土産」を戴きました。 お二人が集めた資料を基に集約・整理された「イコライザーカーブ」一覧表を戴きました。 300Bの蘇生も嬉しかったですが、この一覧表はまさに「望外の喜び」であります。 また、BLUE NOTEのAESカーブは問題なかったのですが、クラシック(モノラル)の柱であるWESTMINSTERを表に倣ってWL番号はAESカーブのみで対応するということをそのまま行ってしまいました。 EMTはNAB(COLUMBIA)、AES等ターンオーバーが3種類、FMアコースティックは1種類のみです。EMTの3種類と言っても結局は自分で聴いて(調べて)対応すると云う事です。 WESTMINSTERレーベルは、COLUMBIA(NAB / グリーンレーベル、レッドレーベルのAES表記・裏書きなし)、AES(AES表記・裏書きの物)と具体的です。 WL5144 Beethoven 弦楽四重奏Op131 Barylli Quartet で、赤レーベルフラット重量盤 E2-KP-3980-2A(刻印)、裏面はE2-KP-3981-1A(手書き)マトリクスです。 it is advised to compensate for the AES Curve for best results. とありAESカーブです。 連番ですが、こちらには、~ NAB Curve for best results. とあります。 WL5203 Beethoven 弦楽四重奏Op18-1,Op18-2 Barylli Quartet で、赤レーベルフラット重量盤 XTV19137-1C,XTV19138-2Cマトリクスです。 こちらには、Turnover 500 cycles. (Orig.L.P.) Treble Roll-Off:16db at 10,000cycles.(NAB & COLUMBIA)とあります。 VSOで赤レーベルフラット重量盤 XTV21729-1A,XTV21730-1Dマトリクスです。 こちらは、裏面左下に1954,WESTMINSTER RECORDING CO.,Inc.,N.Y. 〃右下にFor best reproduction, use the RIAA Curve.とあります。 因みに、WL-5337 のDvorak 赤レーベルフラット重量盤(裏面左下1954)もWLの終わりに近い番号のWL5394 のMozart 赤レーベルフラット重量盤(裏面左下1955)も共にRIAAと明記されております。 WL5001~WL5413まで4百枚前後、数十枚しか手元にありませんが、折角、よい資料が手に入ったのですから。きちんと調べて対応したいと思っています。 こうして、ジャケットを確認したり、一覧表を参考にしたりして聴き直してみると、よく言われるところの高域の五月蠅さが無くなり、円やかで聞きやすくなるようです。 AESカーブで慣れてしまった耳には物足りなく聞こえることもなくは無いですが、録音当時のスタッフが意図した再生音に触れることも大切な事ではありましょう。 とまれ、置き土産の2つ目は、簡単には答えの出ない問題ではありますが、一覧表を参考にしながら、己がシステムで聴いて気持ちの良い再生カーブを選ぶことにしています。 お気づきの点、情報及びご意見等ございましたら、書き込んで戴けると有り難いです。 なお、その3つ目は只今検証中です、「吊り・・・」に関してです。少し時間がかかるかも知れませんが、アップするつもりです。
by sankanchi
| 2017-02-11 10:33
| 音名経者(おとなふもの)
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