選択型フォノイコライザー Ⅶ OFC単線 |
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2016年 03月 13日
手作業
WE300B PPアンプのカップリングコンデンサーWESTーCAP(0,47μF)付属の針金のリード線をOFC金メッキ 0,9mmの単線に交換して、その音触の素晴らしさに味を占めた小生は、選択型フォノイコライザーのWESTーCAPにも手をつけました。 先ず、初段と次段のカップリングコンデンサー0,47μFから始めました。 万力に固定して、半田吸い取り線で針金を固定してあるハンダを取り去り、SN4,5n+Ag+Auハンダで0,9mmOFC線を取り付けます。OFC線の取り付けは、長いまま取り付けてから切る方が作業がやり易いです。この際、しっかりと従前のハンダを取り去り、接点を綺麗にしてから新しいハンダを盛ることが肝要かと思います。こうした細かいことの積み重ねが、素晴らしい再生音を生み出してくれるのです。 増幅段のカソードにパラッた0,1μFも交換しました。込み入った所は半田ごてを使い分けてカスを残さないよう綺麗にしてから、新しいハンダを盛っていきます。慣れてくると、木綿糸の巻き方も速くて上手くなりました。早く聴きたくてウズウズしてきましたが、我慢して予定の所まで仕上げます。 アンプの出力コンデンサーです。ECC85の各ユニットからそれぞれ出ていますので、2個在りますが、合成されて出力されています。パラにしなかったのは製作者の拘りでしょうか?(小生には理屈は分かりません。)それにしても、基本設計がしっかりとなされているのでしょう、部品の交換には大層シビアーに反応してくれます。良い物に巡り逢えたと思います。 ヒーター回路のコンデンサーも交換しました。AMCA 0,1μFのリード線が足りなかった箇所もOFC金メッキ線(AMCAで使っているリード線も同じ物)を繋ぎました。 あと3個AMCA 0,1μFを使っている所も、WESTーCAP 0,47μFにしたいのですが、そこまでは持ち合わせがないので、今回は諦めました。 初発の印象は、「情報が増え、上も下も伸びている、しかも中域は厚くて温かい、若干柔らかさが勝る(この再生音も好きです)ようである。」 一日経て、ハンダが落ち着いてくると再生音も締まって、芯が出てきて、更に抜けが良くなりました。(経験則から云うと、当日よりもレンジ・特に高域が伸びてきて粒立ちが良くなるので、即断は出来ないようです。) 1週間経って、件の悪友に聞いてもらいました。(WE300B PPアンプのときは重量級につき、彼と交替で運びましたのでネタバレですが、今回は軽いので内緒で実施) 「おい、なにやったぁん? 教えろ!」 「実は、・・・・・・・。」 「そうかぁ、やっぱし、上流は効くなーー。」 もう、この一言が全てです。そのくらい、良く鳴り出しています。頭も使わず、小手先の作業だけです。文化系のオーディオの面目躍如でしょう・・・。 BLUE NOTE 4035 ’59年12月、両溝RVG耳、完オリ。 ベースがしっかりと沈み込んで姿・形が望ましいし、ピアノは聞いたことがないほどブリリアントで惚れ惚れしてしまいました。「I’m A Fool To Want You」を始めとして、ピアソンのリリシズムを堪能出来ました。 CORNER YORK(2014年9月22日)の項で取り上げた、「レイ・ブライアント・トリオ Prestige ’57年4月、完オリ」、には及びませんが、その次の次ぐらいに美しいピアノトリオ盤だと思います。 フォノイコライザーの改修で、また、素敵なLPを見つけ出しましたし、SILVER in CORNER YORK が、これ程にJAZZを聞かせてくれるようになってきているとは、望んでいたこととは云え、ありがたいことです。
by sankanchi
| 2016-03-13 09:45
| フォノイコライザー(ジャズ専用)
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