ORIGINAL盤 Ⅳ(ERATO 1) |
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2016年 01月 08日
仏のエスプリERATO
仏プレスのDECCA,PHILIPS,DGG等、大抵はハイ上がりで固く潤いに欠けるきらいが有り、小生は欲しいタイトルであっても手を出さずにじっとORIGINAL(本国)盤が出てくるのを待つようにしている。 そんな独特のイコライジングを施す傾向のある仏プレスではありますが、ERATOやCaliope、仏COLUMBIAのフランソワ盤等は、音質も良好で愛聴しております。 BACH Vnソナタ STE50079&80(BWV1014~1019),STE50089(BWV1021~1024),’60年、フラット重量盤です。また、オリジナルインナーは厚いボール紙で右下に「ERATO」と浮き彫り様の刻印があります。 D1マトリクスの本盤(3枚)は、写真の様に中央に小、中2段の段差が有り、レーベル最外周に溝があります。この外周溝は、STE50130あたりまで確認出来ました。(セミサークルハープ、ピンクラベルでも外周溝がなく、内溝の盤もありますが、マトリクスを見るとセカンドプレスだと思います。) なお、STE50・・・ナンバー(セミサークルハープ、ピンクラベル)は50000~50299で終了し、続いてはSTU70300(’65年~、セミサークルハープ、ブルーラベル)になります。したがって、70000~70299と言う番号は、再版ということになります。 上記3枚のモノラル盤で、LDE3169,LDE3170,LDE3189です。同様に外周溝のフラット重量盤ですが、ラベルの色がグリーンになります。モノラルは求心的な再生音で、ここぞと云うときに取り出しております。 レコ芸「J・S・バッハ生誕300年記念特集」に濱田滋郎氏の記事があったので載せて見ます。 「レコードはこれまでにかなりの数に及ぶ全曲盤が作られており、その中には極め付きの名盤と呼ばれるものも存在する。しかし、私はここにどうしても、ふだんある程度の評価しか受けていないように思われる1セットを絶対の名盤として推したい。 ラインホルト・バルヒェットとロベール・ヴェイロン=ラクロワ、独・仏と国籍を異にするデュオがこの曲集を録音したのは1960年頃のことだった。シュトゥットガルト室内管や南西ドイツ室内管でコンサートマスターをつとめたバルヒェットはこれを録音の後1962年に42歳で早世したが、いま耳を傾けるにつけ、そのときドイツは最良のヴァイオリニストを失ってしまったのだ、と思いを新たにする。バルヒェットはつねに誠実でしっかりしたヴァイオリニストであった、そして、私にかけがえなく思われるのは、そこに熱い心のほてりが宿っていたことである。人によっては、この演奏を垢抜けないとも言うであろう。しかし、例えば第5番の初めのアダージョだけでもいい、一聴してごらんになるがいい。何と深く、しかも温かな響きを彼は持っていたことだろう!そして、このテンポとじっくりした歌いくち、これが本当のアダージョというものだ。かって、レコードに刻まれた、ヴァイオリンという楽器の最も魅力的で崇高な姿のひとつである。勿論、この名盤はヴェイロン=ラクロワの、粒立ちよく、しかも潤いのあるチェンバロにも多くを負っている。録音も当時として優れたものであり、ぜひ虚心にお聴きいただきたい。」 6 BRANDENBURG CONCERTOS REDEL MPAO ’60年 STE50130/1 外周溝のフラット重量盤で、これもオリジナルインナーには右下に「ERATO」と浮き彫り様の刻印があります。バルヒェットのVnを存分に聴くことが出来ます。大木正興氏が愛した名盤とか云われています・ このレーベルで、落とせない人をもう一人チェロのトルトゥリエです。 左は、フォーレのチェロソナタ等、相方はユボー、STE50101、’61頃です。トルトゥリエは後年’74,ハイドシェックとEMIに同曲を録音(ASD3153モノクロ切手レーベル)しておりますが、ユボーとの方がシリアスな表現の中にも抒情的で柔和な表情も若干出ているようです。 右は、バッハのチェロソナタ、相方はラクロワで、STE50166、’62です。フランス人としては珍しく、華やかな演奏効果を狙うこともなく、音触と云い表情と云い厳しくも彫りの深いもので説得力があります。 因みに、トルトゥリエには、ヴィヴァルディのソナタ(STE50240,’64年、ラクロワと)もあります。 また、ラクロワには、リステンパルトSRCOによる、フーガの技法の名盤(STE50188/9,’61年)があり、滋味溢れる演奏を楽しめます。 他のソロイストには、ヴィンシャーマンやドレフュス等もおります。 スークのヘンデルで、相方はルージイチコバです。STE50273とLDE3373,’64年、レーベルのERATOロゴがハープと重なっており、また上半分が黒で縁取りがあります。ヘンデルのフルート(ラリュー)等の四重奏STE50206、’64年、も同様の仕様ですので、’63年頃(多分50200前後)から変わったものと思われます。 したがって、50100番前後の番号で、縁取りのあるレーベルは再版ということになります。 PCの具合が今一で、画像が上手く取り込めません(時たまある)。ですので、続きはその2として、次回に分割致します。
by sankanchi
| 2016-01-08 20:01
| レコード盤(クラシック)
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