WE300B S Ⅲ シルバードマイカコンデンサー |
2個のカップリングコンデンサーは、Marcon、WE481A,WE230A、WEーD163035(0,1μF600V)と使ってきて、D-163035を5~6年使っていました。何年か前SPECからArizona Capacitors(以下AZ-CAP・WEST-CAP CPV09A1 0,47μF600Vの音を再現すべく開発されたとか。PCBを含まないオイルを使用し、誘電体はクラフト紙とポリエステルフィルムの複合材で、電極はアルミ材。海神無線の久保田店長によれば、更に高域が伸びていて宜しいと。)が発売され、好評でしたので、試して見ました。0,1μF600Vを取り付けましたが、確かに、レンジが伸びて少し明るめの好感のもてる再生音でした。
今度は方向性もきちんと管理して,カップリングコンデンサーとして取り付けて、モノで比較試聴して見ました。居合わせた3人ともに、AMCAに軍配を上げました。全くエージングはしていないが、暖色系の再生音、響きも透明で、楽器の音色も美しい物があります。これは、「クラシックには、AMCAだな!」という結論になりました。外すのが面倒という理由でそのままにし、小生がまとめて追加購入して、3人で分けるということで収まりました。
また、その時に話題になったWE300BのカソードR、DALEのNS-10も手に入れ、聴いて見ましたが、小生宅では、マンガニン線よりも更に緻密で、情報も多くなり、再生される音楽も開放感に溢れ、戻れなくなりました。10W対応で、実使用3,6wですが、暑い夏場でも全く問題なく、今まで使ったカソード抵抗(但し、低W用のVARは別格)では随一です。今のところWE300Bにはこれ以上のモノは考えられません。
早速、調べて海神無線に連絡すると初期ロットは完売で入荷待ちとのことでした。ネットで探すと広島県のサウンドデンにありました。即手配して、次の休日は、例の球友とまたぞろ試聴会です。
カップリングコンデンサーには、MC-DAシルバードマイカコンデンサー0,1μF500Vを、初段のカソードパスコン(B/G)には 〃 0,022μF500Vを取り付けました。
再生される音楽は、もう比較になりません。高解像度型美音系と云うかレンジは広く、各楽器の間にある空気感が聴き取れる程で、透明感に溢れ、自然な響きも素晴らしいものです。(万が一、MC-DAにしたら、嫌な音になったとしたら、それは癖の極く少ないMC-DAが他の機器なり、部品の粗を炙り出したと言うことです。=敢えて断言)
一般的なコンデンサーから見れば、更に高価な上、入荷数も少ない様ですが、聴いてしまった3人は、どうしようもありません。置いてありそうなお店を探しては、少しずつではありますが、それぞれが入手して交換しています。
今までにも種々優れ物に出会ってきましたが、このMC-DAもそれらに十分拮抗する「優れ物」であります。特にAutograph用のWE300B刻印シングルアンプ(クラシック音楽再生用)には、必需品と云っても過言ではありません。(周知のこととは思いますが、エージングにはAMCA等のオイル系より時間がかかります、100時間以上経てくると本領を発揮してくるようです。ゆめゆめ短絡無きように・・・。)
SPECさんも粋な物を出してくれました。