朋、遠方自り来る有り、亦楽しからずや。
「論語 學而第一」
「けえってきたんだけど、昼過ぎ行ってもいいか?」と四十年来の盤友から電話がきた。最近は離れているがそれでも年2~3回は遊びに来る。若い頃であれば年の瀬で忙しいであろうに、高齢者ともなると居ても大して役にも立たず、小生も正月用の灯油を各所に配分すれば無罪放免、後は古女房にお任せというところなので、アンプに灯を入れて待っていました。
彼は、古いJAZZ(ニューオリンズ等)がメインだが、クラシックは女性リートとピアノ曲を好んでいる。FlagstadのWesendonk や NilssonのMild and Leise 等何枚か聴いた後、コーヒータイムに始めたばかりのブログを見せた。「アレー、Streichはもっといい写真のがあるだんべーに!」ということで、探して見ました。
糸縫い見開きジャケの裏下11/58でFlat重量盤です。こんないい写真があったのに、本人は老人力(「赤瀬川源平」)
が付いてきて、盤友に指摘されるまで全く忘れていました。 まだ、カラーパソコンが片手もする頃、やっと購入したモノクロパソコンで始めました。それまでは、ノートにまとめていたのですが、結構出入りがあり、書き込みでグチャグチャです。パソコンだとそこの具合が良いので、一太郎で26~7年作成しております。それでも忘れて、つい買ってしまうと(2)とか(3)とか末尾に付きます。クラシックは80頁(作曲家順)ほど、ジャズは35頁(演奏家順)ほどです。付箋が付いている盤は順次放出予定です。
昔は、リストを見ると盤が即浮かんできて在庫確認できましたが、最近は何頁か見るとすぐいやになりがちで、Streichは都合三枚も出てきました。リストの最後「Anthology」に入っていました。
左は、見開きジャケの裏下2/63でセミFlat重量盤、「さくらさくら」が入っています。右は、ジャケの裏下2/62でFlat重量盤です。それぞれゆったりした気分で聞けると思います。
Staderも何枚か有ったので、載せてみました。
左は、ジャケの裏下5/63、セミFlat重量盤で、全盛期のモノラル時代と比べなければ、それなりに楽しめましょう。
右は、ジャケの裏下7/58でFlat重量盤です。
StaderのBach、Mozart等皆好きですが、一番良く聞くのはK339のモノ録音(’53年頃録音?)の入った10inch盤です。残念ながら、ジャケットにお姿はありません。(’60年録音のステレオ盤も同様です。)
A面SchumannのOp42、B面Mozartです。これもモノラル盤に軍配が上がるようです。盤友との話の中で、Ferrier や Ludwigはどうなん?ということも出ましたが、機会があれば触れてみたいと考えております。それにしても、もっと聴いてやらなければ可哀想な盤たち、「虞や!虞や!汝を如何せん?」という心境でしょうか・・・。