SILVER Ⅱ |
最初に聞かせて戴いたお店に伺いましたが、買いたい旨申し上げると、前回より◯十万円の値上がり(小生ポーカーファイスが苦手で)、足許を見られたと思い、後々のメンテナンスのことも考えて引き下がりました。
次は、ネットで探しましたが、実際に買いたいというと下取り条件等が変更になるなど、ヴィンテージ製品は骨董品と同じように価格表示がなく、そのときの店主の腹づもり次第なのかと諦め半分でした。
横須賀と目黒のお店は、大層、紳士的で対応が誠実でしたが、時間がかかるとのこと。
また、横須賀の店主は、「先ずSILVERは左右が揃わない、と承知していなくては買えませんよ。」と教えてくれました。
ネット販売が主体の川崎のお店が、我が家で聞かせてくれるというので、音楽室(家人はそう呼ぶ)で実際に触ったり、聞かせてもらったりして、左右揃った極上品(本物を目の当たりにして、逆上せ上がり、冷静な判断など無理か?)と云うことで購入しました。半月ほどで、左右のバランスが微妙(アンプ等では対応が難しい)になり、ピアノとオーボエの所でサチル様になりました。自宅視聴の後購入したのですから、今更ですし、先達にご意見を伺うと「ユニットの天地を逆にしてみよ」と教えてくれました。そうすると左右のバランスも、球の交換等で調整すると許容範囲に収まる様になり、サチリもかなり減りました。
これで行くかと、ネットワークにMC-DA(シルバードマイカ)をパラって見たり、30Ωの抵抗をVISHAYのVAR(100Ωを3パラ)にしてみたりして3ヶ月ほど過ごしましたが、大好きなモーツアルトのレクイエム(ベームVPO・DG内溝盤)の再生が今一透明感が出ずに、また、サチリも若干残っているような気がします。
高齢者の保険証を戴く様になった我が身を想うと、何をわざわざ我慢してまで、本来楽しいはずの音楽を、聴かなければならないのか?という疑問が押さえきれず、再度、探すことになりました。
秋葉原にお店があった頃、PE6000sや604E等を購入したお店が、数年前相模原に集約すべく新規開店しました。前述のM/Goldが不調になったとき、相談のTELはしましたが、SILVERやM/REDの話はとんとでず、置いてないのかな?とは思いましたが、念のため店長に再度電話しました。
「ああ、SILVERもM/REDも有りますよ、それも幾つも」
「え!それって聞いて選べるのですか?」
「いいですよ、当店にて聞き比べて、気に入ったら買って下さい。」